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受入れ前の不安が「いてくれてありがたい」へ。特定技能人材の活躍がもたらした変化

公開日:2026年7月22日

更新日:2026年7月22日

    受入れ前の不安が「いてくれてありがたい」へ。特定技能人材の活躍がもたらした変化
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    社会全体で求人が増え、従来の日本人採用だけでは人材確保が難しくなるなか、社会福祉法人ウエルガーデンの特別養護老人ホーム「伊興園」では、特定技能人材の採用を進めています。

    今回は、同施設で採用や現場での受け入れ・育成に携わる松本様に、特定技能人材の受け入れを始めた背景や、入職後の働きぶり、今後の展望について伺いました。

    社会福祉法人ウエルガーデンの企業ロゴ

    会社名

    社会福祉法人ウエルガーデン
    特別養護老人ホーム 伊興園

    業種

    医療、福祉(社会保険・社会福祉・介護事業)

    設立

    2001年

    地域

    東京都足立区

    従業員数

    142名

    外国人従業員数

    12名

    目次

    1. 外国人採用のきっかけ
    2. 採用前後の変化や外国人従業員の働きぶりについて
    3. 今後の展望について
    4. 弊サービスを通じて入社された従業員の声
    5. 編集後記
    お話を伺った方
    社会福祉法人ウエルガーデン・特別養護老人ホーム 伊興園の松本さん

    特別養護老人ホーム伊興園/介護部 課長

    松本様

    課題

    • コロナ明けによる社会全体の求人増加に伴い、従来の日本人採用や新卒採用だけでは安定した人員確保が難しくなっていた
    • 過去の経験から既存職員の間に外国人の受入れに対する不安や懸念があり、現場の理解促進とフォロー体制づくりが必要だった

    効果

    • 入職スケジュールの確実さやレバレジーズグローバルのサポートにより、スムーズに特定技能人材を受け入れることができた
    • 外国人職員の高いコミュニケーション力と真摯な働きぶりが既存職員の不安を払拭し、現場に「いてくれてありがたい」という変化をもたらした

    社会全体の求人増加を背景に、特定技能人材の受け入れを決断

    ーー外国人採用を始めたきっかけを教えてください。

    介護領域では日本人採用だけでは必要な人員を確保しにくい状況が生まれてきたことが、外国人採用に踏み切った大きなきっかけです。法人全体として徐々に採用が難しくなってきて、「特定技能などの外国人雇用を進めていきましょう」と本格的に採用を始めることになりました。

    ーー選考時に重視したポイントは何でしょうか

    選考において一番重視したのは、コミュニケーションの取りやすさです。お会いした方々は日本語能力が非常に高い方が多かったのですが、単に言葉が流暢かどうかだけでなく、こちらの意図を一生懸命に汲み取ろうとする姿勢や、周りとの協調性を大切にしました。

    ーー弊サービスを導入した決め手を教えてください

    法人内の別の施設から「レバレジーズを使ってみませんか」と紹介されたのがきっかけです。最初は他社の面接も並行して受けていましたが、一番経験や実績があり、選びやすかったのが決め手でした。
    とくに助かったのは、
    入職までのスケジュールの正確さです。外国人採用はビザの関係で入職日が曖昧になりがちなイメージがあったのですが、レバレジーズは「大体これぐらいの時期になります」という案内があまり外れず、スムーズに採用が進みました。他の紹介ルートだと入職時期が分からなかったり、直前で帰国してしまったりすることもあったため、採用を出した時点で確実に入職していただける信頼感が、今後も使っていきたいと感じた理由です。

    日本人職員と対話を重ね、現場の「受け入れ前の不安」を解消

    ーー受け入れにあたり、既存職員の反応はいかがでしたか?

    正直なところ、受け入れる前は「私たちでどこまでサポートすればいいんですか?」といった日本人職員からの不安の声はありました。 私自身も、周りの日本人職員の負担が増えた時にどうフォローできるかが一番の不安でもありました。 そこで、不安を口にする職員に対しては、定期的に面談を通して、「外国人だからといって特別扱いするのではなく、同じ一人の職員としてやれることはやってもらう」という話をしました。
    すべての不安が一度に完全に消えたわけではありませんが、こうして
    対話を丁寧に重ねて対応していったことで、職員たちにも少しずつ納得してもらいながら受け入れを進めることができました。 

    ーー外国人職員の実際の働きぶりについて教えてください。

    実際に入職してみると、私の想像以上にしっかりと仕事をこなしてくれる職員が多く、既存職員の不安は一気に解消されました。技術面に関しては全く申し分ありません。1回教えたことに対する飲み込みが非常に早く、本当に真面目で一生懸命やってくれています。

    日本に来てまだ2年目の浅い方でも、しっかりコミュニケーションが取れていて頼もしいですね。たしかに日本語の読み書きや記録、受診の付き添いなど難しい部分はありますが、それを不満に感じさせないくらい日々の動きでカバーしてくれています。今では「いてくれてありがたい」と言ってくれる日本人職員が増えました

    外国人従業員のチャン・ティ・トゥイさんが利用者さんのお世話をする様子

    ーー受け入れや育成の面で、施設として工夫していることはありますか?

    事前に準備したこととしては、施設内の全書類や、業者にお願いして薬の名前へ全部フリガナを振ったことくらいです。実際は能力の高い方が来てくれたこともあり、「これがないと困る」というような特別な道具はありません。ただ、会話はできても申し送りなどで医療用語や介護用語などの漢字を読むことは難しいため、指導担当をつけています。時間を見つけて個別に申し送りを読む練習や漢字の勉強をしてもらい、読めるようになってから夜勤に入ってもらう形をとっています。

    ーー外国人職員の定着に向けて、弊社のサポートで役立っている点はありますか?

    入職後の定期面談とフィードバックが本当に一番ありがたいですね。最初のうちは、こちらから声をかけても「大丈夫です」としか言わない方が多いんです。でも、レバレジーズ側での面談を通じて、私や日本人職員には言えない「実はここが少し大変で…」といった困りごとを引き出して、こちらにフィードバックしてくれるのがとても助かります。その情報をもとに、「最近こういう心配があるみたいだけど、腰は大丈夫?」などと声をかけていくと、そこから自然と話してくれるようになるんです。1年ほど働いてくれている職員は、面談を通さなくても直接自分から相談してくれるようになりましたね。
    信頼関係を作るのが難しい最初の期間に、間に入ってサポートしてくれる存在があるのはすごく大きいです。また、何か問題が起きた時や手続きの際にも、間に入って通訳やサポートをしっかり対応していただけるので、安心感をもって雇用を続けられています。

    自ら考えて動く「指導者」へ。一人ひとりと向き合う大切さ

    ーー今後のキャリアパスや、外国人職員に期待する役割を教えてください。

    今後も人材不足が続く中で、外国人職員の採用は継続して行う必要があります。だからこそ、今いる外国人職員には、これから新たに入ってくる後輩たちの「指導側の人間」になってほしいというのが一番の期待です。また、日本の感覚や習慣について、新しく来た外国人の方に教えてあげられる存在になってくれたらとてもありがたいですね。そのためには、「言われたことをその通りにやる」という段階から、少しずつ「なぜこの業務が必要なのか」と自分で疑問を持ったり、利用者様の思いを汲み取って主体的に動いたりする力を養ってほしいと思っています。

    ーー外国人雇用を検討している企業の皆様へメッセージをお願いします。

    受け入れるまでは、本当に入職するのかどうかも含めて不安が大きいですし、最初は私自身も外国人雇用に対するイメージに不安な部分がありました。しかし実際に受け入れてみると、一人ひとりが本当に一生懸命で、前向きに頑張ってくれていて、イメージは大きく変わりました。その姿を見て現場の不満が出ることはありませんでしたし、他の職員からも「受け入れて本当によかったね」という声が多く挙がっています。

    受け入れまでは紹介会社がしっかりサポートしてくれますし、受け入れた後は人手が増えることで自分たちの業務にも余裕ができ、施設全体がより良い方向に向かっていきます。最初は勇気がいるかもしれませんが、まずは一度受け入れてみるのが良いんじゃないかなと思います。

    弊サービスを通じて入社されたTRAN THI THUYさんの声

    2019年9月に実習生として来日し、2024年5月に特別養護老人ホーム伊興園へ入職した、ベトナム出身のTRANTHITHUY(チャン・ティ・トゥイ)さん。日本で働こうと思った理由や、現在の仕事、今後の目標について伺いました。

    お話を伺った方
    外国人従業員チャン・ティ・トゥイさん

    TRANTHITHUYさん

    もともと日本の文化に興味があったことがきっかけで、2019年9月に実習生として日本へ来ました。その後、「東京都に住んで働きたい」という思いがあり、2024年5月に今の会社へ入社を決めました。

    現在は、特別養護老人ホームで介護の仕事をしています。毎日、利用者さんと色々なお話をできることが、この仕事のいちばんの良さであり、面白いと感じるところです。職場の良いところとしては、借り上げ宿舎制度があるところが素晴らしいと思っています。また、キャリアアドバイザーの方や職場の方々がいつも優しく接してくれるので、安心して過ごせています

    仕事をする上で、日本語の敬語を使うことが難しいと感じることもあります。でも、教科書を見ながら勉強を続けたり、休日は友達と遊びに行ったりして、毎日を充実させています。

    これからの目標は、国家試験の介護福祉士に合格することです。そして、大好きな日本にこれからも長く住み続けたいと思っています。


    特別養護老人ホーム 伊興園の改修中の居室の様子

    ▲ウエルガーデン伊興園では、従来型多床室を改修中。木の温もりを感じられるパーテーションを設置し、プライバシーへの配慮と居心地の良さを両立した空間づくりを進めています

    編集後記

    初めての特定技能人材の受け入れにあたり、「周りの日本人職員のフォローができるか不安だった」と率直に語ってくださった松本様。しかし、「同じ一つの職員」としてフェアに向き合い、面談や対話を重ねたことで、現場は急速に温かい受け入れ体制へと変化していきました。

    また、言葉の壁によって本人が直接言えない悩みを定期面談でキャッチし、現場の「声かけ」へとつなげるサイクルは、外国人定着の大きな鍵であると気づかされます。「いてくれてありがたい」という言葉からは、単なる労働力ではなく、未来の施設を引っ張る「指導者」としての確かな期待と信頼関係が伝わってきました。

    Leverages Global(レバレジーズグローバル)では、介護・福祉分野における即戦力人材のご紹介から、入職後の定着に向けた支援まで一気通貫でサポートしています。在留資格や職種など、各企業様の状況に応じた対応が可能です。外国人採用をご検討の際は、ぜひLeverages Globalまでお問い合わせください。

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    ※本記事の内容は、取材実施時点(2026年6月25日)での情報となります。

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    この資料でわかること
    • 最新の外国人採用市場の動向について
    • 日本国内の人手不足の状況
    • 外国人を採用している企業の意向
    • 採用手段の1つとして外国人採用が選ばれる理由
    • 外国人採用を安心で簡単に進める方法
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