毎年、在留外国人数が増え続けている中で、在留外国人と日本人住民の多文化共生は重要な課題となっています。こうした環境下の中で、外国にルーツを持つ子どもたちや外国人材向けに語学習得のみならず地域で孤立させないための貴重な交流の場を提供しているのが「特定非営利活動法人 美濃加茂国際交流協会」です。
はじめに
特定非営利活動法人 美濃加茂国際交流協会は岐阜県美濃加茂市にて設立。1990年の出入国管理法改正以降にブラジル人・次いでフィリピン人の在留者が増加し、現在、岐阜県美濃加茂市の在住外国人の数は市人口の11%を超えています。
最近は定住や永住する外国人が新築の家を建てたりと、表面的には日本人社会に溶け込んできていますが、実際のところは言葉や文化、習慣など様々な課題がある中で同団体は活動を続けています。
団体概要
同団体は1991年設立、2008年にNPO法人化しています。当初は国際意識の高揚により世界平和に寄与することを目的としていましたが、現在は近年増え続ける在住外国人への支援や、日本人住民との多文化共生や異文化理解、外国にルーツのある子どもたちへの教育などの活動を、行政とも連携しながら取り組んでいます。
支援内容
同団体では、言葉の壁による教育格差や社会的孤立を防ぐための学習・交流支援に注力しています。世代を問わず、日本語を通じて地域社会との接点を創出する伴走型の支援が特徴です。
異文化理解活動(国際交流フェス・料理交流)
子どもや保護者が日本語能力が不十分で学校の学習についていけない、家庭で学習サポートできないなどの理由で、学習意欲の低下や自己肯定感が低くなっている子どもたちに対して、学習支援を実施しています。学習支援を実施することで、進学や将来への夢・可能性を広げることを目的にしています。支援サポーターとして大学生や高校生なども参加し、日本人学生にとっても異文化理解やコミュニケーションの学びの場となっています。
日本語会話クラス
初心者から中級者までの日本語の上達を希望する外国人材に対して、生活で使う日本語の勉強をする機会を設けています。ブラジル・フィリピン・ベトナム・中国・ネパール・トルコ・バングラディッシュ・スリランカ・ガーナなど多国籍の人たちが「もっと日本語を上手くなりたい」、「日本語を話す機会を得たい」と主体的に勉強しています。
本クラスは日本語の上達だけではなく、孤立しがちな外国の方たちの交流の場にもなっています。
ご紹介団体詳細
特定非営利活動法人 美濃加茂国際交流協会 http://miea-jp.com/
※本記事の内容は、2026年5月21日時点での情報となります。











