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歴史ある多文化の街を支え、地域の「国際化推進」を担う国際化協会

公開日:2026年7月7日

更新日:2026年7月7日

歴史ある多文化の街を支え、地域の「国際化推進」を担う国際化協会
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多国籍な文化が息づく神奈川県大和市。かつて混血孤児や難民を受け入れてきた歴史を持つこの街では、現在も多くの外国人住民が共に暮らしています。そんな地域の多文化共生を設立当初から支え続けてきたのが「大和市国際化協会」です。

はじめに

大和市では、1990年に日系ペルー人が急増したことで様々な地域課題が顕在化しました。これをきっかけに、生活に密着した地域レベルでの国際化を進めるため、1994年、市民・行政・企業が一体となって推進する国際化推進拠点として大和市国際化協会が発足しました。  2025年12月時点で外国人住民数は90の国と地域から9,326人に達し、人口の約3.8%を占めています。また、永住者が多いことも大きな特徴です。 

市内にこれほど多くの外国人が暮らす背景には、古くからの受入れの歴史があります。厚木基地をはじめ、戦後に混血孤児を受け入れた児童養護施設「聖母愛児園分園ファチマの聖母少年の町(通称:ボーイズタウン)」があったこと、1980年にはインドシナ難民の受け入れ施設「大和定住促進センター」が設置されたことなどがその例として挙げられます。

現在でも、外国人住民が約20%を占めるとも言われる「いちょう団地」があり、近年はベトナム、ネパール、インドネシア出身の方が増えるなど、多様な人々が暮らす地域となっています。 

団体概要

全国の多くの国際交流協会は、もともと交流を目的として設立され、外国人の増加に伴って多文化共生の課題に対応し始めたという経緯があります。それに対して大和市国際化協会は、設立当初から地域の国際化推進を活動の主軸としてきた点が大きな特徴です。市の国際化の拠点として、外国人住民の社会参加と市民の相互理解を促進し、すべての市民が豊かな地域社会づくりに貢献できるよう、さまざまな事業を展開しています。

各事業は、市の補助金をはじめ、20あまりの法人や民生委員などの地域住民、さらに市職員や小中学校教員など、約1,000人の賛助会員によって支えられています。また、外国人住民の日本語学習や、子どもたちの学習を支援する登録ボランティアは300名を超えており、協会事業に欠かせない存在となっています。

大和市ベテルギウス北館(外観)

支援内容

同協会では、古くから多様な人々を受け入れてきた地域の力を活かし、外国人住民の日常生活を言葉で支える活動を行っています。今回は、日本語学習サポートと、日々の暮らしを支える通訳・翻訳サービスの2つをご紹介します。

ボランティアによる日本語の学習サポート

日本語学習の希望者に対して、登録ボランティアを紹介し、基本的に週1回・1時間半マンツーマンの体制で日本語支援を行っています。どのボランティアがどの学習者を担当するかは、有資格者の日本語支援員がマッチング。学習者の状況やニーズを聞きつつ、教材やカリキュラムなどの相談にも対応しています。学習者とボランティアの双方を支えながら日本語学習のサポートを行っている点が大きな特徴です。

参考:2025年度実績(学習者162名、日本語ボランティア110名、年間学習2,233回)

ボランティアによる日本語の学習サポートの様子

登録ボランティアによる通訳・翻訳サービス

市民や行政からの依頼に応じて、通訳・翻訳のサービスを提供しています。登録ボランティアの協力を得て、市立病院や小中学校などへの通訳ボランティアの派遣や、行政手続き等に不可欠な資料の翻訳を実施。現在、通訳・翻訳ボランティアとして24言語・218名が登録しており、地域のコミュニケーションを支えています。 

参考:2025年度実績(通訳14言語783件、翻訳15言語469件)

登録ボランティアによる通訳・翻訳サービス

ご紹介団体詳細

公益財団法人大和市国際化協会 https://www.yamato-kokusai.or.jp/


※本記事の内容は、2026年7月7日時点での情報となります。

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