国内外のグローバル化により、東京都国分寺市でも地域における日本語教育や生活相談のニーズが高まっています。多様な背景を持つ人々が安心して生活できる環境づくりが求められる中、多彩な支援を通じて、互いにつながる共生社会を育んでいるのが「国分寺市国際協会」です。
はじめに
国分寺市の外国人住民の数は、協会設立当初の1991年から5倍以上に増加。近年、その傾向はさらに顕著になっており、市内における日本語教室や外国ルーツの子どもたちへの日本語支援のニーズはより高まっています。国分寺市国際協会では、グローバル化を背景に役割を変化させつつも、ボランティア団体ならではの柔軟性を生かし、地域に住む外国人に寄り添った取り組みを進めています。
団体概要
国分寺市国際協会は、経済発展とともに国際化への関心が高まった時代を背景に、地域の国際化や草の根の国際交流を進める組織として1991年に設立されました。現在、協会には外国人会員を含む約290人が所属。大学生から90代まで幅広い世代の会員がボランティアとして活動しています。「よりよい共生を目指して 出会う 学ぶ 広がる」を理念に、地域に根差した活動を通じて国際平和と親善を目指しています。
支援内容
同協会では、誰もが安心して暮らし、互いにつながることのできる地域を目指し、さまざまな活動を行っています。今回はその中から、日本語教室、外国ルーツの子どもの日本語サポート、生活相談、交流活動について紹介します。
地域の外国人住民のための日本語教室
地域に暮らす外国人住民を対象に日本語教室を開催。週2回、ボランティアスタッフがそれぞれの日本語レベルに合わせて指導を行っています。日本語学習に加え、ひな祭りや七夕などの季節行事の紹介や、ビール工場や消防署の見学などの課外活動も実施。交流や文化理解を深める機会にもなっており、コロナ禍以降、参加希望者は増加しています。
https://www.1991kia.jp/japaneseclass-jp/
親子で参加できる保育付き日本語教室
保育園や幼稚園に小さな子どもを預けることができない外国人保護者を対象に、保育付きの日本語教室を月2回開催。保育スタッフが子どもを見守る中、保護者はマンツーマンで日本語を学ぶことができます。遠足や料理を楽しむイベントも行っており、日本での子育てや生活で困っていることを気軽に相談できる場にもなっています。
https://www.1991kia.jp/oyakojapaneseclass/
外国ルーツの子どもの日本語サポート
市内の小・中学校に通う外国ルーツの子どもたちを対象に「日本語支援サポーターの派遣」や、土曜日に公民館で開催する「国際教室」での学習サポートを実施。国際教室は、学習の場であると同時に、子どもたちが安心して過ごし、仲間と交流できる居場所にもなっています。日本語力の向上を通して、勉強や学校生活がより楽しくなり、子どもたちの笑顔が増えるようサポートしています。
https://www.1991kia.jp/child-education-support/
相談対応
インターネットや翻訳アプリが普及した今でも、言語や制度の違いでトラブルが生じた際に、どこへ相談すれば良いのか分からず困っている外国人住民は少なくありません。このような外国人住民の日常生活での困りごとに対応するほか、専門的な支援が必要な場合には、適切な相談窓口へ繋ぐなどのサポートも行っています。
多文化理解・交流促進
国際情勢への理解を深める「国際理解講座」や語学講座、市報の翻訳や通訳派遣、交流イベントの実施など、多文化理解や交流促進に関するさまざまな活動に取り組んでいます。こうした活動を通して、地域住民の理解を深めるとともに、外国人住民と地域住民との交流の輪を広げています。
ご紹介団体詳細
国分寺市国際協会 https://www.1991kia.jp/
※本記事の内容は、2026年7月2日時点の情報となります。
参照:国分寺市「市の人口と世帯」











