学修面のサポートからキャンパスライフのサポートまで、留学生が安心して過ごせる環境づくりには多角的な視点が欠かせません。千葉県流山市に拠点を置く江戸川大学では、全学的な国際推進体制を整備。留学生一人ひとりのニーズに寄り添う「江戸川大学 国際交流センター」の取り組みに迫ります。
はじめに
単に言語を学ぶだけでなく、多様な背景を持つ人々との対話を通して人間性を磨くこと。現代のグローバル社会において、こうした体験の価値は一層高まっています。江戸川大学では、教育理念である「人間陶冶(とうや)」を軸に、国際化と情報化に対応した学びを提供。留学生と日本人学生が共に学び、互いの価値観を尊重し合える環境づくりを進めています。
団体概要
江戸川大学では、キャンパス全体の国際化を一体となって推進するため「国際交流センター」を設置しています。2018年には「江戸川大学国際化推進ビジョン」を制定し、時代の変化や学生の状況に合わせて毎年度点検を行いながら、常に最適な支援体制を模索しています。
1990年の開学時から培ってきた国際教育の知見を活かし、留学生に対する日本語教育プログラムの運営、生活支援、日本人学生との交流企画など、充実したサポートを展開しています。
支援内容
江戸川大学における留学生支援の大きな特徴は、専門性を生かしたきめ細やかな日本語教育と、学修・学生生活を支える多様なサポート、キャンパスでの交流機会にあります。今回は「日本語学習サポート」「日本語教育カリキュラム」「交流・イベント」の3つの軸から、同大学の取り組みをご紹介します。
個別のニーズに応える「日本語学習サポート」
授業以外の時間でも、留学生が日本語力を伸ばせるよう、学習を支援しています。
江戸川大学の日本語教員が担当する「日本語補習」では、授業のフォローから日本語能力試験(JLPT)対策、文章作成まで、学生のニーズに応じたサポートを実施しています。さらに、学内には「国際交流ラウンジ」を開設しており、自習や図書閲覧のほか、留学生同士や日本人学生との交流の場として利用されています。
また、2026年度からは、新入生・編入生の外国人留学生を対象とした「留学生チューター制度」を実施しています。同大学の2年生以上の学生がチューターとなり、留学生の身近な相談相手として、履修登録や時間割作成、キャンパス内の施設利用や各種手続きなどをサポートし、大学生活への円滑な適応を支援しています。
https://www.edogawa-u.ac.jp/international/support/jsupport.html
大学での学びと将来を見据えた「日本語教育カリキュラム」
江戸川大学には日本語教育を専門とする2名の専任教員が在籍し、体系的な日本語教育カリキュラムを提供しています。
大学での学びや日本での生活に必要な日本語力を総合的に身につける科目に加え、日本語能力を証明する試験への対応、大学での文章作成、アカデミック・ライティング、就職活動に必要な日本語など、学生の学修段階や目的に応じた科目を設けています。卒業後も日本国内外で活躍することを見据え、日本語能力を段階的に伸ばしていきます。
https://www.edogawa-u.ac.jp/international/support/jcurriculum.html
豊かな人間関係を育む「交流・イベント
留学生が日本人学生や教職員と交流しながら、大学生活をより豊かに過ごせるよう、年間を通してさまざまな交流の機会を設けています。
新入留学生のためのガイダンスをはじめ、日本人学生との交流を楽しむ「国際交流パーティー」、留学生・日本人学生・国際交流センター教員が関東近郊を訪れ、さまざまな体験を楽しみながら交流する「留学生バスツアー」などを実施しています。
https://www.edogawa-u.ac.jp/international/support/event.html
ご紹介団体詳細
江戸川大学 https://www.edogawa-u.ac.jp/
※本記事の内容は2026年10月8日時点の情報となります。













