北海道・十勝地域では、人口減少や人材不足を背景に外国人材の受入れが加速しています。国籍や文化を越えた多文化共生のまちづくりが急務となる中、地域のネットワークを活かし、住民が一体となれる国際交流と支援の場を提供しているのが「十勝インターナショナル協会」です。
はじめに
十勝インターナショナル協会は、十勝管内における市町村と国際交流関係団体などのネットワークを形成しながら、地域の国際化推進を目的とした事業に取り組むために設立されました。
近年、十勝では人口減少に伴う人材不足を背景に、特定技能・技能実習生をはじめとした外国人材の受入れが進んでいます。こうした外国人住民の増加を受け、同協会ではさらなる多文化共生に向けた取り組みを推進しています。
団体概要
同協会は、十勝地域における国際化を進めるとともに、世界に開かれた地域づくりを目指す任意団体です。国際交流や国際協力の推進、国際感覚に優れた住民の育成、地域の国際的機能の充実を図ることを目的とし、平成8年9月、独立行政法人国際協力機構北海道国際センター(帯広)の開設に合わせ、十勝管内市町村や民間の国際交流団体などにより設立されました。
国際交流・国際協力事業の企画・実施や、十勝で生活する外国人住民の生活相談や情報提供、地域国際化のための連絡調整や支援を実施。令和8年度には、設立30周年を迎えます。
支援内容
地域住民と外国人住民が互いに理解を深め、新たな繋がりを創出するための支援活動を行っています。同協会では国際理解イベントを通じた文化体験や、住民の知識を活かしたボランティア制度など、地域が一体となって国際化を担う環境を整備。これらの支援を通じて、誰もが安心して暮らせる魅力的なまちづくりに貢献しています。
国際理解イベント「世界のともだち」
十勝管内最大級の国際理解イベントです。同協会は、帯広市やJICA北海道(帯広)とともに実行委員会に参画し、企画・実施を担っています。
同イベントでは、留学生などの在住外国人が出身国の料理を提供する屋台が出店されるほか、世界の音楽やダンスを楽しめるステージパフォーマンスなども行われています。海外や日本の文化に触れられるだけでなく、地域住民と在住外国人にとって貴重な交流の場になっており、新たな繋がりの創出の場としても地域に貢献しているイベントです。
とかち国際交流ボランティア
国際交流に関心がある方や、国際交流に活かせる知識・技術を持つ方の情報をボランティアとして登録する制度です。登録者の的確な協力を得ながら事業を展開することで、地域住民が担う国際交流を推進しています。
通訳・翻訳や日本語会話習得の支援、伝統文化の紹介、国際交流イベントでのスタッフなど活動内容は多岐にわたり、同協会から都度参加の呼びかけが行われます。また、そうした支援だけでなく、登録者自身が異文化理解や実践的な英会話を通して学びを得られるなど、地域全体での多文化共生のまちづくりへと繋がっています。
https://www.t-i-a.jp/volun.html
ご紹介団体詳細
十勝インターナショナル協会 https://www.t-i-a.jp
※本記事の内容は、2026年5月19日時点での情報となります。










