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インドネシア人の性格の特徴・仕事観や職場で必要な宗教上の配慮を解説

公開日:2026年3月17日

更新日:2026年3月17日

インドネシア人の性格の特徴・仕事観や職場で必要な宗教上の配慮を解説

執筆: Leverages Global編集部 (ライター)

監修: 濱川 恭一 (行政書士)

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外国人雇用を検討する企業のなかには、「インドネシア人を採用したいけれど不安がある」という責任者の方もいるでしょう。近年、日本で働くインドネシア人は増加しており、文化や宗教の違いから職場で配慮すべき点があります。

この記事では、インドネシア人の性格の特徴や仕事に対する考え方を解説。イスラム教徒が多いインドネシア人を雇用するうえで欠かせない、宗教上の配慮や注意点も紹介します。また、インドネシア人に関するよくある質問もまとめました。

インドネシアの国民性に関するリアルな情報をお届けできるよう、弊社のインドネシア人スタッフ監修の元で執筆しています。採用活動やマネジメントにぜひお役立てください。

※本稿では「人種」や「国籍」といった特定の属性に対するイメージを単純化する意図はありません。本稿の内容は、あくまでインドネシアの文化や社会通念を紹介するものであり、個々人の性格は多種多様であるという点を踏まえてご覧ください。

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【基本情報】インドネシアはどのような国?

インドネシア人を雇用する前に、出身国の基本情報を把握しておきましょう。

インドネシアは日本と同じ島国で、さまざまな文化や人種が共存する多民族・多宗教国家です。また、若く活気のある国で、経済的にも世界中から注目されています。

1万3,000以上の島で構成されている群島国家

インドネシアは、大小1万3,000個を超える島からなる世界有数の群島国家です。国土面積は約192万㎢と日本の約5倍。首都ジャカルタを擁するジャワ島に、総人口約2億8,000万人のうち半数以上が住んでいます。バリ島やロンボク島、スマトラ島は観光地としても世界的に有名です。

多様な民族が共存する多民族国家でもあり、その数は300以上、より細かく分類すると約1,300にものぼるといわれています。それぞれの民族が異なる文化や宗教、言語をもち生活しているのがインドネシアの特徴です。

国民の平均年齢は30.4歳(2024年時点)

インドネシアの平均年齢は30.4歳と、世界的にみても若い国となっています。医療や健康状態の改善が進み、少しずつ平均年齢が上がってきているとはいえ、未だ人口ボーナス期の真っ最中です。

人口の年齢分布を表す人口ピラミッドは、高齢者が少なく子どもの人口が多い「富士山型」と、高齢者が少なくそれ以外の年代の人口が安定している「つりがね型」の中間に位置しています。

豊富な労働力があり内需も活発な、勢いのある国といえるでしょう。

給与水準は日本の約10分の1以下

インドネシア中央統計庁」の発表によると、2025年2月時点のインドネシアの平均月収は約309万ルピアでした。円にすると約2万8,000円(1ルピアを0.009円で計算)と、日本人の平均月収の10分の1以下の水準です。地域によって格差は大きいものの、決して高いとはいえません。

そのうえ、国内の失業率も高く好条件の仕事に就くのは難しいため、多くのインドネシア人が台湾やマレーシア、そして日本などに渡り就労しています。

食文化が日本と似ているところがある

インドネシアの主食は日本と同じお米です。日本以上にお米の消費量が多く、おかずも白米に合うものが日常的に食べられています。味付けは異なりますが、使われている食材にはそれほど違いはありません。そのため、インドネシア人の日本の食文化への適応は比較的早いといえるでしょう。

多宗教だがイスラム教徒の割合が多い

インドネシアでは、法律により必ず何らかの宗教を信仰しなければなりません。無宗教であることは基本的に認められておらず、インドネシアの身分証明書にも自身の信仰する宗教を記載する欄があります。

国民の約87%はイスラム教徒ですが、イスラム教が国教というわけではなく、カトリック・プロテスタント・ヒンドゥー教・仏教・儒教も国家公認宗教です。

参照元:
Worldmeter「Indonesia Population
中央統計局「人件費

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インドネシア人の性格の特徴

インドネシア人の働きやすい環境を整えてより良好な関係を築くためには、性格の特徴や日本人との違い、共通点を把握しておくことが大切です。

「インドネシア人はこのような性格」とひとくくりには語れませんが、インドネシアという国を形成する歴史や文化を知ることは、個々人の気質や考え方を理解する一助になるでしょう。

民族・地域による違いや多様性を尊重する

300以上もの民族からなるインドネシアでは、「バリ島の人は活発」「ジャワ島の人はゆったり」などの異なる特徴があるといわれており、文化や生活様式、信仰する宗教も多種多様です。

そのような環境で互いを尊重しながら平和を保ってきたという背景から、「違うことが当たり前」であり、自分の価値観を押し付けるような言動をしない人がほとんどといえます。さまざまな国籍や立場の人が在籍する企業においても、周囲とうまく溶け込みながら働いてくれるでしょう。

なお、先ほど紹介した「▲▲島出身者は××」という説は、日本に置き換えれば「大阪府民はせっかち」「福岡県民は情に厚い」に近い観念です。インドネシアでは昔から共有されてきたイメージですが、昨今は「島ごとで性格をカテゴライズするのはステレオタイプ的な考え」とする意見も増えてきました

また、若者はSNSで世界の文化に容易に触れられるため、民族特有の特徴が薄れてきているともいわれています。

おおらかなでマイペ-スな人が多い

インドネシアは世界で最もイスラム教徒が多く、イスラム教の「怒りの感情はコントロールすべき」という教えが広く浸透している国です。声を荒げたり感情を高ぶらせたりすることは忌避されるため、物腰柔らかで温厚な振舞いをする特徴があります

また、首都ジャカルタは、世界的に見ても渋滞が深刻な都市の一つです。自動車の交通量だけなら東京も負けていませんが、ジャカルタは地下鉄のような代替手段が未発達であり、数kmの移動に1時間以上かかってしまうことも珍しくありません。そのたびに狼狽えていてはストレスが溜まるため、「時間を厳守したくても自分の力ではどうしようもできない」と割り切る人がほとんどです。

以上のような要因と通年を通して穏やかな気候なのが相まって、あくせくした人が少ないのがインドネシア人の特徴といえます。

「ゴム時間」という独特の時間感覚がある

インドネシア人のマイペ-スな時間感覚を表す言葉に「Jam Karet(直訳でゴム時間)」というものがあります。これは、インドネシア人にとっての時間はゴムのように伸び縮みするものという意味です。悪気はないのですが、全体的に「時間や締め切りは必ず守らないといけない」という意識が薄く、遅刻や遅延が起きやすい特徴があります。

もちろん、きちんと時間を守る人もたくさんいるでしょう。しかし、時間にルーズな国民性があるという一面を知っておくだけでも、インドネシア人と接するうえでの助けになります

言葉ではっきり伝える傾向にある

インドネシア人はおおらかな人が多いと述べましたが、意見はイエス・ノーではっきりしており、本音と建前を使い分けることはあまりしない傾向です。そのため、日本人特有の曖昧な言い回しや表現を理解するのに苦労してしまうインドネシア人もいます。

一方で、年長者を大切にし敬う文化があるため、相手が年上の場合は礼儀として自分の考えをはっきり伝えるのを控える一面もあるようです。

人との繋がりを大切にする

人との関わりを大切にしているのもインドネシア人によく見られる特徴の一つ。さまざまなバックグラウンドをもつ多民族が共存する環境は、コミュニケーション能力が育ちやすいのだと考えられます。

仕事中の休憩時間も、1人ではなく大勢で過ごすのが一般的です。皆で一緒に食事や運動をして、仲間との親睦を深めることを好む傾向にあります。日本の職場にありがちな、休憩中に自分の机で黙々と昼食を取ったりスマートフォンを見たりする姿は、インドネシア人からすると寂しく感じられるようです。

インドネシア人の精神を表す言葉に「Gotong Royong(ゴトング・ロヨング)」というものがあります。これはインドネシア語で「一緒に担う」という意味の表現で、コミュニティで困っている人がいたら皆で協力し、互いに助け合う文化のことです。

寄付やチャリティーも盛んで、困っている人がいたら手を差し伸べるのが当たり前という価値観が根付いています。

信仰心がある

先述したとおり、インドネシア人はイスラム教をはじめ何らかの宗教に必ず属しているため、暮らしの基盤になっているのは信仰心です

さまざまな宗教の信者や信仰心をもっている人々がいますが、自分の考えの押し付けはしません。お互いを認め合い、尊重しながら共存しているのがインドネシア人の特徴です。

宗教との向き合い方は人によって異なる

インドネシアは世界で最も多くのイスラム教徒を有する国ですが、宗教との向き合い方は人それぞれ。敬虔なイスラム教徒もいますが、さまざまな宗教が共存するという背景も相まって、ほかのイスラム教国家よりも比較的寛容な雰囲気があります。個人の考えのほか、家庭の方針や住んでいる地域によっても変わってくるようです。

たとえば、宗教上禁止されているお酒は、たまに嗜む程度なら問題ないと考える人もいます。また、女性が頭や体を覆うために着用するヒジャブも、使わない人やオフィシャルの場面以外では外すという人もいるようです。

企業として宗教上の配慮をする場合は、「イスラム教徒だから」「インドネシア人だから」と決め付けず、本人にヒアリングを行い、個人の宗教観を尊重するよう心掛けましょう。

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インドネシア人から見た日本人の特徴

インドネシア人と交流していくうえでは、日本人に対してどのような印象をもっているのかを知るのも重要です。以下で一般的な見られ方を把握し、接し方に気を配りましょう。

日本人に対して好印象をもっている人が多い

インドネシア人は、日本にポジティブな印象をもっている人が多いといえます。外務省の下記資料によると、調査対象のインドネシア人の96%が、日本に対して「とても信頼できる」もしくは「どちらかというと信頼できる」と回答しました

外務省「令和5年度ASEANにおける対日世論調査結果」のイメージ

引用元:外務省「令和5年度ASEANにおける対日世論調査結果

インドネシア人が日本を信頼できると答えた理由では、「友好関係」「経済的結びつき(日本の投資、良好な貿易関係)」「世界経済の安定と発展への貢献」と答えた人が多くなっています(複数回答)。

日本とインドネシアの国交は、60年以上ものあいだ友好な関係です。また、日本はインドネシアにとって最大の援助国でもあるため、親しみや感謝の気持ちを抱いている人が多いと考えられます。

さらに、日本の漫画やアニメ人気もポジティブなイメージの要因の一つです。インドネシアの書店には、翻訳された日本の漫画本がたくさん並んでいます。日本語学習者数が世界第2位になった理由の一つには、「日本語を理解してサブカルチャーを楽しみたい」という動機もあるといえるでしょう。

ルールを重んじるイメージがある

インドネシア人は、日本人に対してルールを厳格に守るイメージをもっているようです。時間を守る意識がそこまで高くないインドネシア人からすると、「遅刻は厳禁」「1分でも遅れたら遅刻になる」という日本人の考えは、ルールに忠実だと映るのでしょう。

また、日本の街が清潔で秩序が保たれているのも、日本人が公共のルールやマナーをしっかり守っているからだと捉えられています。

「冷たい」という印象をもつ人も一定数いる

インドネシア人のなかには、感情が読みにくく大人しい印象のある日本人を「冷たい」と感じてしまう人もいるようです。また、インドネシア人のコミュニケーションの取り方や人との接し方と比較すると、日本人は1人行動や自分の時間を大切にする側面があり、冷たく感じられやすい可能性があります。

日本人に対するステレオタイプのイメージをそのままにしておくと「冷たくされるかもしれない」という不安を抱かせてしまい、なかなか適切なコミュニケーションを取れないという事態になりかねません。

良好な関係を築くためにも、「頻繫に声をかける」「困っていたら率先して助ける」などの行動を心掛け、少しずつ距離を縮めていきましょう

参照元:外務省「令和5年度 ASEANにおける対日世論調査結果

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ムスリムにとって働きやすい企業の一例

前述したとおり、インドネシアはイスラム教徒(ムスリム)が多い国です。イスラム教によって定められた戒律への理解や配慮は、信者の働きやすさに直結します。信仰心が強い人の場合、定められた戒律を守れない職場では働き続けるのが難しくなるでしょう。

逆にいえば、会社全体で信仰に対する理解や配慮を示すことで、長く働いてもらえる可能性が高まります。ここでは、先進的な企業が行っている具体的な施策を見ていきましょう。

なお、同じムスリムでも戒律を守る意識は人によって異なります。また、戒律を厳格に守るかどうかだけでは、信仰心のあつさは測れません。

配慮の内容を企業側が勝手に決めるのではなく、本人にヒアリングをしてできる限り寄り添うのが望ましいでしょう。

業務中もお祈りができる

ムスリムは1日5回、イスラム教の聖地であるメッカの方向に向かってお祈りをします。正確な時間は国や季節によって毎日変わりますが、基本的には早朝・正午過ぎ・午後・日没後・夜です。

戒律を守れるよう、業務中のお祈りおよびスペースの使用を許可することで、ムスリムも信仰心を守りつつ働けるでしょう。1回のお祈りは5〜10分ほどで済みます。また、礼拝室を用意するのが難しくても、空いている会議室や休憩室、パーテーションで区切ったスペースがあればお祈りは可能です。

なお、お祈りの回数や時間については、宗派によって柔軟に対応できるケースもあります。「絶対に1日5回を決められた時間に行う」という人もいますが、勤務終了後にまとめてお祈りする人もいるようです。

後者の場合、お祈りは全て自宅で行うので仕事への影響は少ないでしょう。この点については、面接時に可能な範囲で確認しておくのがおすすめです。

ハラル(ハラール)への理解がある

ハラル(ハラール)とは、イスラム教の教えに則って許可された行動や食材などを指します。これらへの理解があると、ムスリムが不便を感じずに働けるでしょう。

具体的には、豚肉やアルコールを口にしたり触れたりすることが禁じられています。どこまでをOKとするかは個人の判断に委ねられていますが、厳格には調味料や原材料として使われているもの、同じ調理器具を使ったものの飲食も禁止です。

外国人社員の増加に伴い、社員食堂でハラルメニューやベジタリアンメニューを提供している企業もあります。なかには、ハラル認定を取得して専用食器の利用や戒律に沿った調理法を徹底しているところも。社員食堂の利用は福利厚生の一部です。適切に利用できないのは従業員の不利益になるので、できる限りの対応が求められます。

パーティや会食をセッティングする際も、ムスリムが食事とその時間を楽しめるような配慮があると喜ばれるでしょう。材料を変えれば食事ができる場合もあるので、飲食店に対応の可否を問い合わせてみるのも一つの方法です。

なお、食べるだけではなく、豚肉や酒類の製造・販売などに関わる職業に就くことも避けるべきとされています。もし新たなビジネスとして豚肉や酒類を取り扱うことになった場合は、十分な説明と配慮が求められるでしょう。

ヒジャブの着用が認められている

業務中にヒジャブの着用を認めると、ムスリム女性からの応募を集めやすくなる可能性があります。イスラム教徒の女性は、肌や髪を隠すためにヒジャブと呼ばれる布を身に着けるべきとされており、生活するうえで欠かせないものです。

近年はオフィスワークだけでなく、接客業でもヒジャブの着用を可能とする日本企業が増えています。社名入りのヒジャブを作り、制服化した企業もあるほどです。ヒジャブの着用を認めることは、ムスリム社員の帰属意識を高めるほか、外部へのダイバーシティ経営のアピールにもなります

外国人雇用が決まった時点で、ムスリムが入社する未来も想定して社内の服装規定を改定しておくとスムーズでしょう。

宗教上の祝日に休暇が取りやすい

インドネシア人のイスラム教徒にとって最も大切な祝日は、断食明けの大祭「レバラン」です。家族で集まってごちそうを食べ、モスクで礼拝やお墓参りをします。

レバランの日程は毎年インドネシア政府が発表しており、たいていは3月下旬~5月ごろです。祝日自体は2〜4日間ですが、その前後の数日は政府により有給休暇奨励日とされており、インドネシア国内の公的機関や銀行などは約1週間休みとなります。

インドネシアを出て働くムスリムのなかには、レバランに合わせて家族で休暇を取ったり、一時帰国したりする人が少なくありません。インドネシア人社員から希望があった場合には、この時期にまとまって有給を消化できるよう調節してあげましょう。

国籍に関わらず「長期休暇の取りやすさ」は外国人にとって重要なポイントの一つ。日本から遠い国の出身者は、帰省しようとすると移動だけで相当な時間がかかるためです。長期休暇を取得するときは定められた期日までに余裕をもって相談するよう伝え、できる限り希望に沿うかたちで調整するのが望ましいでしょう。

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インドネシア人の仕事観

ここまでは、インドネシア人の特徴や宗教上の戒律について説明しました。それらを踏まえたうえで、マネジメントに直結する仕事観について見ていきましょう。

世代によって仕事に対する考え方が異なる

インドネシア人の仕事観は、世代によって特徴が異なります。

年配の人は、仕事とプライベートをはっきり分けない人が多いようです。一方で、若年層は仕事とプライベートの線引きをしっかりと行い、ワークライフバランスを重視している傾向があります。このような相違は、日本人の世代ごとの違いとも通じるところがあるでしょう。

なお、就労を目的に来日するインドネシア人は20~30代の若い世代が中心です。人によって仕事との向き合い方は異なるため一概にはいえませんが、世代ごとの特徴を知っておくだけでも教育やマネジメントの助けになるでしょう。

親孝行のために働いている人も少なくない

ほかのアジア各国でよく見られるように、インドネシア人も「親を大事にすべき」という価値観をもっています。働いて得た給料を、母国の両親へ仕送りする人も珍しくありません。特に、「技能実習」や「特定技能」の在留資格で日本に来ている人にはその傾向が強い印象です。

雇用するインドネシア人が安心して働けるよう、社長や上司が実家を訪問して両親に挨拶したという企業も存在します。

関連記事:「特定技能『宿泊』は多様な業務が可能!ホテルで就労できる他のビザも紹介

堅苦しい職場の雰囲気は好まない

インドネシアの職場は、仕事中におしゃべりをしたりスマートフォンを弄ったりしても問題ないという雰囲気が一般的です。なかには、業務時間内にプライベートの買い物やお茶をしに行く人もいます。堅苦しい職場はあまり好まれず、和気あいあいと楽しく働こうという空気があるようです

そのため、日本で働き始めたばかりのインドネシア人は、緊張感が伝わらない行動やいわゆる「サボり」とも取れる行動をしてしまう可能性があります。時間を守るという意識があまりない気質も相まって、日本の常識では歓迎されにくい業務態度を取ってしまう人もいるでしょう。

大抵の場合は本人が不真面目なわけではなく、インドネシアの仕事観や職場の雰囲気がそうさせるという点を理解しなければなりません。そのうえで、日本の職場ではどのように振る舞うべきかを教えましょう。

転職のハードルが低い

インドネシア人は転職のハードルが低く、入社して1年程度でキャリアアップのために転職するケースは珍しくありません。日本ほど採用コストがかからないため、雇用する企業側が無理に引き留めたり難色を示したりすることもあまりないようです。

「一つの会社に尽くして長く勤める」という考えよりも、「自分自身のために働く」「特定の仲間のために働く」という考えのほうが強いといえます

インドネシア人の転職を防ぐためには、希望のキャリアにつながる仕事や、過ごしやすい職場環境を用意するのが大切です。特にムスリムが働きやすい企業はまだまだ日本に多くないため、宗教への配慮を隅々まで行き届かせることで、帰属意識を高めてもらえる可能性があります。

外国人特化の採用支援サービス「Leverages Global」では、インドネシア出身者を含むさまざまな背景のグローバル人材をご紹介。外国人採用の課題である「離職率の高さ」「採用後のミスマッチ発覚」を防止するために、国際感覚に優れたスタッフが求職者と密な面談を重ね、スキルと人柄の両面に基づくマッチングを行います。

ぜひ、こちらからお気軽にお問い合わせください。

関連記事:「特定技能『介護』の雇用方法とメリット|ほかの在留資格との違いを比較

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インドネシア人と働くうえで意識したいこと

インドネシア人と同じ職場で働く際に「すべきこと」と「気を付けるべき行動」をそれぞれ紹介します。文化の違いによるギャップを取り払うために、以下の点を意識してみましょう。

挨拶や雑談でアットホームな雰囲気を作る

インドネシア人従業員が息苦しさや孤独感を抱えないように、チームや部署で気軽に会話ができる雰囲気作りが重要です。日本人は黙々と忙しく働くというイメージをもたれがちなので、日々の挨拶やちょっとした雑談を通じて話しやすい職場環境を心掛けてみましょう。

また、アットホームな職場が多いインドネシアでは、誕生日会や食事会、レクリエーションなどが頻繁に行われます。それだけ同僚との関係性を大切にする文化ということです。

地域とのつながりが深い企業の場合、その輪の中にインドネシア人が自然に入り込める機会を作るのも効果的でしょう。地域のお祭りやマラソン大会、ボランティア活動に参加して地元住民と交流することで、社外にも外国人従業員の居場所ができ、長期定着につながります

日本のマナーや働き方の教育を丁寧に行う

インドネシア人を雇用したら、業務に関することだけでなく、日本のマナーや働き方についても教育を行いましょう。

先述したとおり、インドネシアの職場と日本の職場では雰囲気や働き方のスタンスが異なるのが特徴です。そのため、雇用後適切なフォローがないとうまく適応できず、トラブルや早期退職につながる恐れがあります。意図せぬコミュニケーションエラーを防ぐためにも、日本の職場ではどのように振る舞えば周囲の人から信頼され、良好な関係を築けるのかを理解してもらいましょう

日本で働く外国人の増加に伴い、外国人社員向けの研修教育事業を行う企業も増えてきました。日頃のサポートは常に意識しつつ、専門の研修やセミナーの利用も検討してみてください。

業務の指示は分かりやすく的確に伝える

インドネシア人に業務の指示を出すときは、分かりやすく的確に伝えることが重要です。日本のビジネスシーンで見られる「空気を読んで動く」や「自発的に業務を行う」などは苦手な傾向があります。

曖昧な指示出しは避けて「このような手順で、どのような仕上がりを目指して、いつまでに終わらせる」といったふうに、詳細なステップを提示するのが効果的です。一連の流れが可視化されると、インドネシア人も安心して働けるうえ、生産性の向上にもつながります。

人前で感情的な批判をしない

誰に対してもそうですが、とりわけインドネシア人を感情的に批判するのは避けましょう。特に、人前で叱責してはいけません

インドネシア人の多くが信仰するイスラム教の教えでは、怒ることは感情がコントロールできていない恥ずべき行為とされています。また、元々の気質が温厚といわれているため、誰かに怒られることに慣れていない人も多いようです。人前で叱責してしまうと、「恥をかかされた」「大変な侮辱を受けた」と捉えられかねません。

インドネシア人に感情的に注意をしても効果は薄く、そればかりかモチベーションを低下させ業務に影響が出る恐れがあります。日本人からすると少し指摘した程度のことも、インドネシア人からすると「強く怒られた」と感じる場合があるでしょう。

何か注意をしなければならないときは、ほかの人がいない個室で理論的に何がダメだったのか、今後どうしていくべきなのかを話しましょう

頭に触れることは控える

イスラム教では、頭は魂が宿る場所と考えられているため、勝手に触るのはタブーです。日本人は親しみをもって頭に触れるシーンがありますが、インドネシア人はとても不快に感じます。談笑しているときに冗談のつもりで小突くのも避けるべきです。

イスラム教国家のほか、仏教やヒンドゥー教が信仰されている国でも頭に触るのは禁物とされています。国籍にかかわらず、「外国人の頭にはむやみに触れてはいけない」という認識を全体に周知していくとトラブルを防げるでしょう。

握手や食べ物の受け渡しは右手で行う

イスラム教では右手は聖浄な手、左手は不浄な手という考えがあるので、握手や食べ物の受け渡しは右手で行います

非信者に戒律を守ることを強制する人は多くありません。しかし、左手を使われるたびに不快に思っている可能性があります。コミュニケーションのときにはできるだけ右手を使うように意識すると、信頼の構築がしやすくなるでしょう。

オーバーワークにならないよう管理する

インドネシア人が必要以上に働き過ぎていないかを、注意深く様子を見て管理することが大切です

インドネシア人は日本人に対して「残業ばかりしている」「働き過ぎ」といったイメージをもっています。「できない」「分からない」と言ったら周囲に迷惑をかけてしまうと思い込んでいることも。そのため、「日本で働くからには無理して仕事をしないといけないのでは」と考えている人がいるようです。

一方で、収入を増やすために自ら進んで残業をしたがる人もいます。相手に合った業務量や相談環境を見極め、適宜調整を行い、長く健康的に働いてもらえるようにしましょう。

インドネシアの文化や言葉を知ろうとする

対等なコミュニケーションの基本は相互理解です。インドネシア人従業員に日本の文化を押し付けるのではなく、日本人従業員もインドネシアの文化や言葉を勉強する姿勢を示すことで、互いの距離をぐっと近くしてくれます

たとえば、以下の3語を覚えるだけでも、日常のちょっとしたやり取りで仲良くなるきっかけが生まれるでしょう。

  • ありがとう:「Terima kasih」(テレマカシ)
  • こんにちは:「Selamat siang」(セゥラマット シアン)※英語の「Halo」も気軽に使われるあいさつ
  • おいしい:「Enak」(エナック)※最後のクはほぼ発音しない

特に、来日したばかりのインドネシア人は不安や寂しさを感じている可能性があるため、日本人のほうから積極的に寄り添うことが大切です。

関連記事:「日本に住む外国人が増加している理由は?

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インドネシア人に関するよくある質問

ここでは、インドネシア人に関するよくある質問について回答します。雇用するうえで知っておきたい情報をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

インドネシア人は本音を隠す傾向がある?

インドネシアは目上の人や周囲を敬う文化が根強いため、苦手な業務や分からない指示を受けても「NO」と言えない傾向があります。相手に悪気はなく、むしろ「断ると気分を害してしまうかも」という思いやりの表れです。意図しないトラブルを防ぐためにも、与えられた指示を本当に理解しているか、業務の進捗は順調かといった部分を細かく気にかけるようにしましょう。

インドネシア人の勤務態度に関するあるあるとは?

一般的に、インドネシア人の勤務態度は良好といわれています。勤勉で意欲的な気質があるため、真面目に業務に取り組んでくれるという評価が多いようです。インドネシア人の熱心な姿勢は、ほかの従業員にポジティブな影響を与えてくれる可能性もあるでしょう。

インドネシア人を受け入れる前に必要な準備は?

在留資格「技能実習」や「特定技能」でインドネシア人を受け入れる場合は、ビザや渡航にかかる手続き、暮らし・住居面の支援準備などが必要です。また、ほかの従業員向けに外国人を受け入れる旨の通知や、必要に応じてインドネシア文化の研修会などを行うのもおすすめといえます。

インドネシア語や図解を用いた分かりやすいマニュアルを作成しておくのも効果的です。

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まとめ

近年増加傾向にあるインドネシア人労働者は、おおらかでマイペースという特徴をもち、職場の雰囲気を明るくしてくれる人材として期待できます。人間関係を大切にしている人が多いので、信頼を得られれば長く働いて企業に貢献してくれるでしょう。

信頼を得るためには、信仰している宗教への理解や配慮は必要不可欠です。インドネシア人の多くが信仰しているイスラム教の食事やお祈り、服装の戒律について会社全体で学び、企業としてできることを考えてみましょう。

Leverages Globalでは、毎月コンスタントにインドネシア人材の登録がございます。インドネシア人材をはじめとした外国人材の採用をご検討の際はぜひお気軽にお問い合わせ下さい。

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