
執筆: Leverages Global編集部 (ライター)
「インドネシア人あるあるとは?」どんなことなのか、気になる方もいるでしょう。近年、日本で働くインドネシア人は増加傾向にあり、受け入れを検討している国内の企業は少なくありません。外国人の雇用に際し、その国籍の方に見られる性格の特徴を知ることは大切です。 この記事では、弊社のベトナム出身のネイティブスタッフにヒアリングを行い、インドネシア人の特性や重んじられている宗教、文化について紹介します。インドネシアの基本情報や日本人に抱いている印象も解説。インドネシア人と一緒に働くうえでのポイントもまとめているので、採用担当者の方はぜひ参考にしてみてください。
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目次
インドネシア人あるあるとは?性格の特徴
インドネシア人あるあるには、おおらかで楽観的な傾向や助け合いの意識が強いことなどが挙げられるでしょう。ここでは、インドネシア人に見られる性格の特徴を紹介します。
なお、性格や価値観は個々人で異なるのが前提です。あくまでも一例として紹介していることを念頭にチェックしてみてください。
おおらかで楽観的な性格
インドネシア人は基本的におおらかで、「大丈夫精神」をもつ楽観的な性格の傾向があります。渋滞や行列でも焦ったり感情を高ぶらせたりすることが少なく、仕方ないと受け入れる人が多いようです。
インドネシアで広く浸透しているイスラム教では、「怒りの感情はコントロールすべき」という教えがあります。また、1年を通して気温差が少ない温暖な気候も、おおらかで楽観的なインドネシア人の性格に影響を与えていると考えられるでしょう。
助け合いの意識が強い
インドネシアには「Gotong Royong(ゴトン・ロヨン)」という助け合いの精神が根付いており、家族や友人、職場の人に親切にすることを大切にします。そのため、特にチームワークが重要な業務において、ほかのメンバーと協力しながら企業に貢献できる可能性があるでしょう。
目上の人には本音を隠すことがある
本人に悪気はないのですが、インドネシア人は本音を隠すことがあります。特に目上の人には敬意を払う文化が根強いため、実際には負担の大きい指示にも「できない」「分からない」と言えない場合もあるようです。
前述した助け合いの精神から頼みごとを断るのが申し訳なかったり、相手の気分を害したくないという配慮からきたりするものですが、仕事では重大なトラブルにつながりかねません。双方で業務量や進捗状況、内容の理解度などを丁寧に擦り合わせながら進めることが大切です。
また、MilenialやGen Zの場合は逆に上司がもっとはっきりした指示をして欲しいと感じる人も多いとのこと、日本でも世代による違いはあるようにインドネシアでも世代によって考え方が異なるケースもあるようです。
時間にルーズな傾向がある
インドネシア人は日本人に比べて時間にルーズな傾向があります。待ち合わせ時間や締め切り期限を守る感覚が緩く、日本のように「時間厳守」が当たり前ではありません。これには、インドネシア人独特の時間感覚である「ゴム時間(Jam Karet:ジャムカレット)」が関係しているといえます。
「ゴム時間」とは、「天候や交通事情など予期せぬ事態で時間は延びるもので、約束を守れなくても仕方がない」と容認する考え方です。
上記のような価値観の違いがあるため、日本で働き始めたばかりのインドネシア人が遅刻してきたとしても、頭ごなしに叱責するのは避けましょう。まずは日本のビジネスシーンで時間を守ることがいかに重要かを説明し、必要に応じてスケジュール管理をしたりリマインドをしたりなど、余裕をもたせた管理体制で少しずつ慣れてもらうのがおすすめです。
インドネシアの基本データ
「インドネシアという名前は聞いたことあるけれど、あまり詳しくない」という方に向けて、インドネシアの基本的なデータを表にまとめました。
| 面積 | 約192万㎢ |
| 人口 | 約2億7,900万人 |
| 首都 | ジャカルタ |
| 民族 | 300以上 |
| 言語 | インドネシア語 |
| 宗教 | イスラム教87%、キリスト教10.4%(プロテスタント7.4%、カトリック3%)、ヒンズー教1.7%、仏教0.7% |
| 主要産業 | 製造業、卸売・小売、農林水産業など |
| 在日インドネシア人数 | 14万9,101人 |
参照元:外務省「インドネシア共和国(Republic of Indonesia)基礎データ」※令和5年の統計
インドネシアの面積は日本の約5倍あり、大小さまざまな島が1万3,000以上も点在しています。インド、中国、アメリカに次いで世界4位の人口数を誇り、今後も増加が見込まれるようです。国民の平均年齢は約29歳と、日本に比べて20歳ほど若くなっています。
300以上の民族が共存し、より細かく区分すると約1,300の民族グループが存在するものの、総人口の約40%がジャワ人です。多民族で広大な国面積から500以上の言語があるとされていますが、公用語はインドネシア語になります。なお、大学進学者や主要都市、観光地などでは英語も通じる場面が多いようです。
多宗教国家ということもあり信仰する宗教の自由が認められている一方、無宗教であることは認められていません。
参照元:外務省「インドネシア共和国(Republic of Indonesia)」
インドネシア人が重んじている宗教・文化
ここでは、インドネシア人が重んじている宗教・文化について解説します。
多宗教国家だがイスラム教徒が約9割を占める
先述したように、インドネシアは信仰の自由を認めている多宗教国家です。そのなかでもイスラム教徒が国民の約9割を占めており、世界最多のイスラム教徒人口を抱える国といわれています。
1万3,000以上の島々を有するため、島ごとに独自の土着信仰もあるようです。たとえば、バリ島で主流のヒンドゥー教は「バリ・ヒンドゥー教」と呼ばれ、ジャワ島を経由してインドから伝来し、仏教やバリ島独自の文化と融合しました。
その結果、イスラム教が多いインドネシア国内において、バリ島では島民の約9割が「バリ・ヒンドゥー教」を信仰しているのが特徴です。
多様性を認め価値観を押し付けない文化
インドネシア人は相手の多様性を認め、自分の価値観を押し付けない文化を重んじています。多民族・多宗教国家のため、さまざまな民族や宗教観の人がいるのが大きな理由です。出身地や信仰している宗教、信仰度合いなど個人で異なる部分があるのは当たり前であり、日常生活ではそれらをお互いに尊重し合いながら過ごしています。
インドネシア人から見た日本人の印象は?
インドネシア人は、日本人に対して基本的にはポジティブな感情をもっており、ルールに厳格なイメージが強いようです。以下で、詳しく解説します。
基本的にはポジティブな感情をもっている
一般的には、いわゆる「親日国」といわれており、日本人に対してポジティブな感情をもっているインドネシア人が多いようです。
外務省の令和5年度ASEANにおける対日世論調査の結果詳細によると、「あなたの国の友邦として、今日の日本は信頼できると思いますか。」という質問に対し「とても信頼できる」「どちらかというと信頼できる」と答えたインドネシア人は96%でした。国として友好な関係だと認識していたり、経済的結びつきが強いと考えていたりするようです。
「規律を守る」というイメージが強い
インドネシア人から見て、日本人は「規律を守る」というイメージが強い傾向があります。日本の電車・バスが時間通りに到着することや、マニュアルや細かいルール、納期などにもきちんと従うことから、インドネシアと比べて規律を守る印象があるようです。
参照元:外務省「海外における対日世論調査」
インドネシア人と一緒に働くうえでのポイント
ここでは、インドネシア人と一緒に働くうえでのポイントを紹介します。文化の違いや相手の価値観を理解・尊重し、お互いに気持ちよく働き続けられる環境づくりが大切です。
人前での叱責や注意を避ける
インドネシア人に限った話ではありませんが、人前で叱責したり注意したりするのは避けましょう。インドネシアでは、宗教的な観点から「怒りはコントロールするもの」とされており、感情的にならず穏やかで協調性のある態度が重んじられます。人前で怒ると「尊厳を傷つけられた」と大変なショックを受け、信頼関係やモチベーションの低下につながるでしょう。
問題点の指摘やミスの注意をする際は、個室などの1対1で話せる場所で、冷静に改善点をアドバイスするのがおすすめです。
分かりやすい日本語で的確に伝える
インドネシア人に仕事の指示を出す際は、分かりやすい日本語で的確に伝えましょう。難しい日本語を使ったり曖昧な言い方をしたりすると、認識の齟齬が生じて重大なトラブルにつながりかねません。
また、インドネシアには「空気を読んで行動する」といった文化は根付いておらず、ハッキリとした指示出しや作業ステップが細かく決まっていることを好む傾向があります。
「この作業をどのような手順や方法で、どのような仕上がりを目指して、いつまでに終わらせるか」のような形で明確に指示するのが望ましいでしょう。
細やかなコミュニケーションを取るようにする
明るくおしゃべり好きな傾向があるインドネシア人に対しては、できるだけ細やかなコミュニケーションを取るようにするのがポイントです。「仕事中は仕事にだけ集中する」という考え方が一般的な日本に比べて、インドネシアでは業務中も従業員同士やお客さまと楽しく会話したり、笑顔で挨拶を交わして軽い雑談をしたりします。
職場で日常的にポジティブなコミュニケーションが取れると、お互いに働きやすい雰囲気や気軽に相談できる関係の構築につながるでしょう。
本人のワークライフバランスを尊重する
インドネシア人と働く場合は、本人のワークライフバランスを尊重することが大切です。インドネシアでは、家族・親族と過ごす時間や冠婚葬祭、宗教行事などを非常に重視する文化があります。日本で当然のように行われがちなサービス残業や休日出勤を押し付けてしまうと、働きづらさを感じてしまう恐れがあるでしょう。
現場の人数やほかの従業員との兼ね合いを考えながら、適切な人員配置やシフト設計が求められます。もし追加の業務をお願いする場合も、代休や残業代の内容を提示したうえで相談するのが理想です。
信仰心への理解を示す
必ずいずれかの宗教を信仰しているインドネシア人に対しては、信仰心への理解を示すようにしましょう。なかでも、イスラム教徒が国民の約9割を占めているため、イスラム教への理解が求められやすくなります。
希望があれば就業時間中も礼拝の時間を設けたり、「ラマダン」期間中に断食(サウム)している場合は体力を使わない仕事に割り振ったりするなど、できる限り柔軟な対応が肝心です。
なお、信仰している宗教や信仰度合いは人それぞれのため、個々人に合わせた適切な取り組みが必要でしょう。
長く働いてもらえる環境を整える
長く働いてもらえる環境を整えることも、インドネシア人と一緒に働くうえで大切なポイントに挙げられます。インドネシアは、短期間のうちに転職を繰り返す「ジョブホッピング」の傾向が強い国の一つです。
今より給与が高い職場やキャリアアップを目指して積極的に転職に挑戦する意識が高いため、優秀な人材に腰を据えて働いてもらえるよう、適切な待遇や自己成長の機会の提供などが重要になるでしょう。
まとめ
インドネシア人はおおらかで楽観的な性格の傾向があり、助け合い精神をもち合わせています。一方で、本音を隠したり時間にルーズな特性があったりするため、違いを理解したうえでお互いに働きやすい対応を取ることが重要です。
国民の約9割がイスラム教徒という特徴から、イスラム教への理解を求められる可能性があります。個々人の信仰度合いを把握したうえで、可能な限り適切な配慮が必要でしょう。日本で働くインドネシア人は今後も増加が見込まれるため、性格や宗教観への理解を示し、働きやすい環境を整えることが大切です。
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