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誠実なケアで指名も獲得。外国人採用で生まれる、新たな交流と活気

公開日:2026年1月29日

更新日:2026年1月29日

誠実なケアで指名も獲得。外国人採用で生まれる、新たな交流と活気

執筆: Leverages Global編集部 (ライター)

在留資格「特定技能」において、近年特に受入れ数の増加が顕著な分野が「介護」です。出入国在留管理庁が公表した特定技能制度運用状況(令和7年6月末時点)によると、介護分野は全分野の中で2番目に多い規模へと成長しています。

こうした市場背景の中、2024年より特定技能人材の受入れを開始し、ご入居者様・職員との活発な異文化コミュニケーションを通じて現場の活性化を実現しているのが、社会福祉法人京都福祉サービス協会 総合福祉施設 塔南の園様です。

今回は、採用実務を統括する副施設長の吉川様と、現場で直接指導にあたっている介護課長の福田様にインタビューを行いました。外国人採用への取り組み前後での変化や、定着に向けた取り組み、今後の展望などについてお話を伺いました。

京都福祉サービス協会のロゴ画像

会社名

社会福祉法人京都福祉サービス協会
総合福祉施設 塔南の園

業種

医療、福祉(社会保険・社会福祉・介護事業)

設立

1996年

地域

京都府南区

従業員数

78名

外国人従業員数

4名

目次

  1. 外国人採用のきっかけ
  2. 採用前後の変化や外国人従業員の働きぶりについて
  3. 今後の展望について
  4. 弊サービスを通じて入社された従業員の声
  5. 編集後記
お話を伺った方
インタビュー対象の方の顔写真

総合福祉施設 塔南の園/副施設長

吉川様

インタビュー対象の方の顔写真

総合福祉施設 塔南の園/介護支援課長

福田様

課題

  • 業界全体の人手不足による人員の欠如
  • 長期的な人員計画が立てづらい状況

効果

  • 採用の不確実性が解消され、数年先を見据えたマネジメントが可能に
  • 特定技能人材の真面目な姿勢が、現場の日本人職員に刺激を与え現場の活性化に

流暢な言葉よりも「人柄」と「誠実さ」を重視。採用の不確実性を解消し、長期的な人員計画が可能に

ーー外国人採用を始めたきっかけを教えてください。

当施設で初めて外国人職員を採用したのは2024年9月です。同一法人内の他事業所で先行して受入れ実績があったため、受入れ当初から大きな抵抗感はありませんでした。実際に受入れを経験し、採用した外国人職員の働きぶりを見る中で、日本語が非常に堪能であり、仕事に対しても真摯に向き合う姿勢から、「外国人採用をもっと強化していこう」という考えに変わりました。現在は特定技能人材を含む計4名が、当施設の欠かせない戦力として活躍してくれています。

ーー選考時に重視しているポイントは何でしょうか。

選考において、私たちが最も重視しているのは、その方の「人柄」と「勤勉さ」です。もちろん業務上のコミュニケーションに最低限必要な日本語力は前提となります。しかし、ご入居者様と接する介護の現場で最も大切なのは、流暢な言葉よりも、相手に寄り添う姿勢や仕事に対する誠実さだと考えています。

ーー弊サービスを導入した決め手を教えてください。

Leverages Globalの特定技能採用支援サービスを知ったのは、同一法人内で先行して導入していた事業所からの紹介でした。それ以前に一度、別の紹介会社も利用をしたことがありますが、費用が安価であることや、紹介がスピーディーであることが利用の決め手となりました。実際にサービスを導入したことで、職員の入退職を長期的な視点で予測・管理できるようになったことは、経営面においても非常に大きな変化だと感じています。

 

日本人をも超える傾聴力で、ご入居者様からの指名も獲得。仕事に向き合う姿勢が評価され、現場に欠かせない存在へ

ーー受入れにあたってのサポート体制はいかがですか?

受入れにあたって最も配慮したのは、私たち日本人職員のマインドセットです。外国人職員に対して、最初から日本人職員と全く同じ役割を求めてしまうと、双方に負担がかかり上手くいきません。そのため、「あるべき現場の姿勢や考え方」について、事前に日本人職員への理解を促しました。

具体的には、日本語力が問われる書類作成や、事故・入院発生時といった緊急時のご家族への電話連絡など、日本人でも非常に神経を使う業務については無理をさせず日本人がサポートに回る体制を構築しました。こうした配慮を行うことで、現場全体でもトラブルを防ぐことが出来ています。

また生活面でも、役所から届く書類の確認など、困ったことがあれば現場の同僚に気軽に相談できる関係性が築けており、公私ともにサポート体制が築けていると思います。

ーー外国人職員の実際の働きぶりや社内での評価について教えてください。

実際の働きぶりについては、食事・入浴・排泄といった身体介助から生活全般まで、日本人職員と同じ業務を担ってもらっています。日勤・夜勤を含む一連の業務を、日本人と遜色なく約3ヶ月で習得しており、教育コストの面でも助かっています。

Leverages Globalから紹介いただいた3名は、非常に真面目でホスピタリティにあふれています。ご入居者様のお話を親身に聴く姿勢が好評で、指名が入ることもあるほど慕われており、現場になくてはならない存在です。

また、外国人職員同士の関係性が良好なことも安心材料の一つです。年齢はバラバラですが、プライベートでも助け合い、同時期に入職した他の在留資格を持つ仲間とも切磋琢磨しながら介護福祉士の資格取得に向けて勉強に励んでいます。彼らの前向きな姿勢は、周囲の日本人職員にとっても良い刺激となっています。

ーー採用後に感じたメリットや変化はありますか。

採用後の変化として、施設内にこれまでにない温かな交流が生まれました。象徴的だったのは、レクリエーションでの一幕です。日本の文化に関心を持つ外国人職員たちが、自ら時代劇を企画し、仕事終わりに公園で練習を重ねて本格的な殺陣を披露してくれました。そのひたむきな姿に、日本人職員の中には「彼らの努力を思うと涙が出た」と感動を口にする者もおり、国籍を超えた強い絆が芽生えるきっかけとなりました。
また、日常的な会話の中で日本と海外の看取りケアの違いについて意見を交わすなど、日本人職員にとっても新たな学びを得る貴重な機会となっています。
もちろん、言語の壁による業務の難しさもありますが、彼らを受け入れたことで、現場には「正職員はこうあるべき」という固定観念に縛られず、「どうすれば補い合い、スムーズに業務を進められるか」を考え実践する風土が醸成されました。この柔軟な対応こそが、今の現場の明るく前向きな雰囲気を作り出しています。

殺陣をする写真

ーー外国人採用の強化にあたって、現場からの反対や不安の声はありませんでしたか?

外国人採用の強化にあたって、当初は現場からネガティブな反応や不安の声があったのも事実です。しかし、彼らの毎日の働きぶりや誠実な人柄が、その空気を変えていきました。

日本人職員以上に丁寧にご入居者様と向き合う姿勢は、既存職員にとっても見習うべき点が多く、現在は仕事が終わった後に、家族ぐるみでクリスマスツリーを見に行ったり、一緒にラーメンを食べに行ったりと、国籍を超えた深い信頼関係が築かれています。

また、ご入居者様のご家族に対しても、懇談会などを通じて外国人職員の受入れについて丁寧にご説明していますが、これまで否定的なお声をいただいたことは一度もありません。

ーー育成面で何か工夫されていることはありますか?

新人教育については、国籍を問わず先輩職員がマンツーマンで指導する「プリセプター制度」を導入しており、これが外国人職員の習得の早さにも大きく寄与しています。さらに今後は、外国人職員のさらなる活躍を見据え、既存の育成マニュアルや業務環境のアップデートを計画しています。

特に注力したいのが、ハードルの高い記録業務の負担軽減です。現在はエビデンスに基づくケアを行うために精緻な記録が求められていますが、読み書きの負担を減らすため、手書きからパソコン入力への移行を考えています。また、緊急時にはまず母国語で記録し、日本人職員側が翻訳ツールを活用して内容を確認するといった、柔軟な運用も検討中です。

ーー採用後の定着に向けて、取り組んでいることがあれば教えてください。

採用後の孤立を防ぎ、長期的に安心して働いてもらうために、あえて同じ国籍の方を優先的に採用する戦略をとっています。常に母国語以外の言葉で話す環境は、緊張感が抜けずストレスが生じる可能性もあるため、同じ文化や言語を共有できる仲間が側にいることで、精神的なゆとりが生まれ、それが仕事への意欲にも繋がると考えています。実際にこの方針をもとに採用を行い、狙い通り非常にスムーズに定着が進んでいます。

また、定着のもう1つのポイントは長期休暇への配慮です。外国人職員にとって、母国への一時帰国は重要なリフレッシュの機会です。そのため、私たちはこれを必要な配慮と捉え、柔軟に調整できる体制を整えています。外国人職員側も、長期休暇を取得するために日頃の業務調整に積極的に協力してくれるなど、相互理解のもとでトラブルなく運用ができています。

歌っている写真

長期的な活躍とキャリア形成を支援。多国籍な職員同士が支え合える、理想的な職場環境へ

ーー今後のキャリアパスや外国人職員に期待する役割を教えてください。

まずは介護福祉士の国家資格を取得し、長く安定して活躍してほしいと考えています。中長期的には、培った日本語力と介護スキルを武器に、現場をリードする中間的なポストを担える人材に育ってくれると嬉しいです。さらに、彼らには今後新しく入職する外国人職員が、安心して施設に馴染めるような、「架け橋」としての役割にも期待しています。彼らが中心となって良好なコミュニティを作ってくれることが、これからの私たちの施設らしい、多様性と活気のあるチームづくりの基盤になっていくのではないかと思います。

ーー今後も外国人雇用を継続していきたいですか。

今後も外国人採用は継続していく予定です。具体的な数値目標は設けていませんが、現場の各部署における人員バランスを見極めながら、無理のないペースで進めていきたいと考えています。現在活躍してくれている職員たちが、日本語の面も含めて日本人職員のサポートなしで業務を完結できるようになれば、より積極的に次の採用を検討できるフェーズに入ると捉えています。まずは今いる彼らの自立をしっかりと支えていきたいです。

ーー外国人雇用を検討している企業さまへの一言メッセージをお願いいたします。

人手不足を補うことだけでなく、一緒に働く「仲間」を見つけるつもりで採用・育成に向き合うことが、成功への第一歩ではないかと思います。

外国人職員が食事会をする様子の写真

弊サービスを通じて入社されたRatna Ika Watiさんの声

2025年1月に会福祉法人京都福祉サービス協会 総合福祉施設塔南の園に入職をし、介護業務に関わるインドネシア国籍のRatna Ika Wati(ラトナ イカ ワテ)さんに、入社のきっかけや現在の業務内容、将来の目標についてお話を伺いました。

外国人従業員の写真

2023年に初めて来日しました。母国インドネシアでは単純な肉体労働が多かったのですが、日本は頭と身体の両方を使いながら、より高度なスキルを身につけられる環境だと感じたため、日本で働くことを決めました。また、伝統ある街に住んでみたいという憧れがあり、かつての首都である京都を働く場所に選びました。 今の職場は、介護福祉士の資格取得に向けたサポート体制が整っており、給与などの待遇面や、一時帰国のための長期休暇の取りやすさも魅力で入社を決めました。

現在は食事・入浴・排泄・移乗の介助に加え、レクリエーションにも携わっています。私たちが働く施設には児童館が併設されているので、子どもたちや地域の方々と太鼓やダンスを通じて交流できるイベントがたくさんあり、とても気に入っています。仕事をするうえで一番大切なのは人間関係だと思いますが、ここでは職員同士のコミュニケーションが活発で、人間関係の悩みがないため、毎日とても楽しく仕事に取り組めています。

今後も日本で長く働き続けるために、まずは介護福祉士の資格取得に挑戦したいです。日本語の勉強も継続し、2026年にN3、2027年にはN2に合格することを目標に、日々の業務と勉強を両立させていきたいです。

 

編集後記

今回の取材を通して何より印象的だったのは、国籍の壁を超えた豊かな交流と、それを支える総合福祉施設 塔南の園の皆様の受容性の高さです。日本人職員も驚くほどのホスピタリティを発揮する外国人職員の活躍、そして業務の枠を超えて親睦を深める皆様の姿に、私も胸が熱くなりました。

また、単なる「人手不足の解消」に留まらず、長期的に共に歩む「仲間」としての定着に焦点を当てたサポート体制も非常に印象的でした。深刻な人材不足が続く介護業界において、受入れ側の柔軟な姿勢と寄り添う心こそが、選ばれ、長く働いてもらうための最も大切な要素の一つであることを改めて実感しました。Ratnaさんの「人間関係の悩みがない」という言葉は、まさに総合福祉施設 塔南の園の皆様が築き上げてきた、誠実で温かな人柄そのものを示しているのではないでしょうか。

Leverages Global(レバレジーズグローバル)では、介護分野における即戦力人材のご紹介から、入職後の定着に向けた支援まで、一気通貫でサポートしております。在留資格や職種など、各企業様のご要望に応じた柔軟なご対応が可能です。外国人採用を検討される際は、ぜひお気軽にLeverages Globalまでお問い合わせください。※本記事の内容は、取材実施時点(2025年12月17日)での情報となります。


※本記事の内容は、取材実施時点(2025年12月17日)での情報となります。
参照:出入国在留管理庁「
特定技能制度運用状況(令和7年6月末)

Leverages Global編集部
執筆Leverages Global編集部ライター
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